芸能とはなにかー”芸能人”に必要なことを考えるー




こちらの記事では、「芸能」の意味から、「芸能人」とはなにか、
さらに「芸能人を仕事とする方、および目指す方に必要なこと」を考察しています。

芸能という言葉を知る

言葉としての意味からして、かなり曖昧なところもあり、様々な解釈があります。

様々な辞典などで調べて行き、共通するところをまとめると以下のようになります。

・本来は「芸術」と同義。

・その起源は神事であり、宗教における神に捧げる舞踊、音楽、言葉などが発展したものと考えられる。

・中国で生まれた熟語。芸は才技,技術,学習などを指す。

・「六芸」(=礼:礼儀作法、楽:歌舞音楽、射:弓術、御:馬術、書:学問、数:算術)の考え方にあって周代貴族の必須教養であった。

・人間の体をもって習得した才技,技術を用いて表現する芸術技法の意味で一般的に考えられている。

・近世になり芸能は楽:歌舞音楽に関するものを指すのが主になり、職業的芸能人も多く生まれてきた。

・現代では主に大衆的娯楽の演芸(主に映画・演劇・落語・歌謡・音楽・舞踊など)の総称として用いられる。

もちろんこれが定義といえるわけではなく、芸能の解釈や芸能史に関して深く追求すれば終わりや正解はありません。
学問としての研究対象になっているもので、その成果も日々アップデートされています。

芸能が指す演芸の種類はこのほかにも生け花や武術など、定義づけは困難を極めます。
時代や国・地域によっても多岐にわたる意味があります。

ただ、現代において

「芸能の世界で生きること」を実践的に考えた場合

大衆芸能において、身体的に磨かれた技術を用いて、大衆の娯楽のニーズに応えて人々を楽しませる仕事

という解釈になると考えられます。

芸能人とは何か

芸能人とは当然、前述の芸能に携わる人を指します。

中でも、こうした芸能の技術を披露し、それを主な仕事としている人を芸能人と呼ぶのが日本人の一般的なイメージだと思われます。

世の中の人に芸能人として認知されるかどうかを大きく左右するのが、メディアです。

特に芸能人としての成功に大きな影響を与えているメディアが、テレビ、映画、雑誌、ラジオなど。

殊日本においては、このメディアに露出している人を芸能人とみなす感覚が圧倒的マジョリティと言えそうです(注:「芸能」と同じく極めてあいまいな部分があるため断定的な定義は避けます)。

例えば最もメジャーなメディアのひとつであるテレビに出演する人物は、
一般的にほとんど「芸能人」です。

芸能人に必要なこととは

ここまで「芸能」、そして「芸能人」の意味をその言葉のルーツからざっと考えてきました。

では「芸能人」として必要な要素となると、もう少し多角的に考えることが必要となります。

なぜかというと、技術の発達と時代の変化によって、芸能人として仕事をするフィールドと、必要なものが大きく変わってくるからです。

まず必要なのは、「芸能人」というプロフェッショナルな仕事をもっと詳細に考察できねばなりません。

例えばテレビに出演する芸能人だけでも

ドラマや映画の放送にキャストとして出演
→演技で脚本を現実化する=俳優・女優

音楽番組の放送に歌い手や踊り手として出演
→音楽や舞踊を披露する=歌手・ダンサー

バラエティ番組の放送に司会者として出演
→番組の進行を司る=司会者

バラエティ番組やあらゆる番組にキャストとして出演
→キャラクターで番組を彩る=マルチタレント

バラエティ番組やネタ番組に主にコメディアンとして出演
→笑いを生み出し番組を盛り上げる=お笑い芸人

など、挙げればきりがないですが、「芸能人」という言葉があまりにメディア出演者広域を指すために、芸能人にはそれぞれ自分の役割・ポジションを考え、そのニーズに合わせた能力を磨くか、新たな役割を作れるようなアイデアを出すなどのことが強く求められます。

テレビというメディアを考えれば、その登場の前よりも、
芸事の技術そのものより、容姿や個性的なキャラクターが秀でていることが芸能人としての成功に大きな影響を与えている面が大きいと考えられます。

なぜならキャラクターが強ければ強いだけ観客を”エンターテインする”確率が高くなるからです。

参考:エンタメとは何か

ちなみに英語では芸能人にあたる言葉はなく、最もメディア出演者広域を指す言葉はエンターテイナーです。
たしかに、メディアに出演して人々を”楽しませる”手段は様々ですね。

ただ、お笑い芸人や歌手、ダンサーという領域になると、それぞれの芸の技術を人々に認知され、受け入れられやすい。
キャラクター性が最も重視されるマルチタレントなどとはまた違う角度からのアプローチを主とするでしょう。

また演技のプロフェッショナルである俳優の中には、バラエティ番組にほとんど出演しない方も数多くいます。

さらにもっと最近のことを考えれば、
SNSのインフルエンサーや動画サイトのYouTuberなど、メディアが多岐に渡ればわたるほどその露出の仕方も変わってきており、「芸能人」の位置づけ・働き方は日々激しく変化し、多様化しています。

だからこそ、まずは「芸能人」というプロフェッショナルな仕事をもっと詳細に考察することが極めて重要になるのです。

 

どんな媒体で、どのような芸または娯楽を、どのような人々に届けたいのか。

自分のやりたいことやフィールドがそのまま方向性となり、戦略となり、マーケティングとなる

 

のが芸能人。

その詳細な考察が深くなればなるほど、自分自身のやりたいこと、方向性を整理する助けになるかもしれません。




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